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ののハッチー
てぃーだブログ › いとせんがなし › 2014年05月28日

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Posted by TI-DA at

2014年05月28日

暖炉の火を見つめながら14トートーメーイシの話

5月22日沖縄タイムスオピニオン掲載
今月は3回投稿が掲載される。いい成績である。掲載してもらうには文章力も必要だが、テーマも大切。下記のようなテーマはいち早く採用されるがメールした翌日掲載となったのにはちょっとビックリ。掲載の効果も高く、電話での励ましも多かった。社会性の高いテーマは得意でないが、新聞に投稿するからにはそんなことは言っていられない。かといって、無理せず自然体で書けるものは、どんどん発信したい。

 崎本部人の心を映す神聖な岩

崎本部区の外れの海岸に「トートーメーイシ」という名の岩がある。その形が仏壇の位牌に似ているからそう呼ばれている。しかし、それだけではない。私が聞いた話によると崎本部の人たちは、人が死ぬとこの岩に来て神に昇天できるよう祈願するという。それだけでもない、ヒヌカン(火の神)を納めるときも、この岩で儀式をし、家族で大切なことをするときもこの岩にきてお祈りをすると聞いた。崎本部の区民にとって、とても神聖な岩であり、古くから受け継がれてきた字の独自的文化財である。崎本部人たちは、生きていく上でその岩を心の糧にし・岩の前で祈ることで人としての生きざまを見つめ、未来に繋がる崎本部人の心を映してきただろう。そしてこの岩から知恵や力など目には見えない豊かな教えを受けてきたと想像する。その岩の伝承を知らないがゆえに最近、観光案内に違う名前が記載されている。「観光文化の町本部」に相応しい名前を発信することが大事だ。

投稿のきっかけは、本部町の観光文化をPRする町内の団体が作ったパンフレットを見たときである。そこには、わが町本部が誇る観光名所が写真入りでのっていた。その中にトートメーイシもあったが{?}名前が違う。そこで、新聞投稿する前に主催している青年に下記のメモをと溶け正式な名前を発信してくださいとお願いした。

崎本部地区にある「トートーメイシ」の伝承について
              
★崎本部の区民が昔から神聖なイシとして祈願の場にしている。
例えば
1、 死んだ人が昇天する場所として祈願している。
2、 ヒヌカン(火の神様)を収めるとき、そこの場で儀式をする(ウガン)
3、 家族で何かをするとか、何かがあるとでも祈願する。
 ★谷茶や渡久地方面から崎本部を訪問するとき、トートーメーイシにたどり着くと、ほっとして元気をもらった。
 このようないわれのある字の大切かつ神聖な場所である。最近その伝承を知らない人たちにより「ゴリラチョップ」という名前が付けられているが早く正式な名称にかえるべきである。
また、この地がスキューバーダイビングノポイント地点として観光客に利用されていることもかんがみると、正式な名前を知らしめ「トートーメーイシ」の伝承の意味を観光客にわからせることは、命を大切にして旅を楽しむという心構えを学ばせることにもつながる。一日も早く正式な名称を提示し字の伝統文化財に値する名所を守ると同時に、しっかりした「観光文化の町」を発信しよう。

   本部の町が大好きなムトゥブンチュー(本部人)より      2014・5・21
  


Posted by ののハッチー at 23:46Comments(0)